鳴く虫専門店AkiMushiの日常小咄や愚痴?がこぼれるブログです。
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国産 庭箱型鳴く虫ケージ
鳴く虫用の飼育ケージ・ケースは、国産よりも中国の方が種類も多く、実用的なものから無駄に洒落たものまでいろいろありますが、国産でも良いものはあります。
↑ 小鳥用の庭箱職人が作ったもので、鳥用の面影はありますが、完全に鳴く虫飼育に特化した総ヒノキ・木製ケージです。サイズは、高さ35cm×幅23cmほど。 マツムシなら7~8匹くらいが丁度良い量だと思います。 一生使ってもらう事が前提なので、錆びる“鉄釘”は一切使っておらず、固定が必要な部分は全て竹釘を使っているなど、随所に製作者のこだわりが感じられます。 ↑ 写真のように全ての面が展開可能なので、餌やり、ケース内からの捕獲などで煩わしい思いをすることはありません。 また、スゴイところは、全てのパーツが道具を使わず、手のみで分解・組立てが出来るところです。 ↑このように簡単にパーツ化できるので、シーズン終了後はキレイに洗って保管する事が出来ます。 そして、格子状になっているパーツや網が張ってある窓などは、更に分解が可能で、 簡単に網の張替えが出来るようになっています。 ↓のような手順で分解できますので、いつでも網の張替えが出来ます。 底部の構造もちょっと気が利いています。 底部の板は取り外し可能になっていて、板を張ったまま飼育して、引き出しには飼育に必要な小物を入れても良いですが、 板を外し、格子に目の粗い網を張れば、スノコになるので、引き出しがそのまま糞を受けるトレーになります。 その他、よく考えられているなーと思うギミックがたくさんあり、まさに鳴く虫の為だけに作られたケージですが、材料の切り出し等、全て手作りで、乗りかけた船だから完成はさせたけど、割に合わないからもう二度と作らないとの事。 受注生産でもいいので、こういったケージ製作を請け負ってくれる職人さんってどこかにいないかしら?
by nakumushi
| 2010-04-30 23:38
| 道具ネタ
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