鳴く虫専門店AkiMushiの日常小咄や愚痴?がこぼれるブログです。
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石垣島で
友人がヤエマルのトライで、石垣島行くと聞きまして、ノリで同行させていただきました。
私自身、11月に石垣へ行くのは初めてで、直翅類の発生状況が全く分からず、すこし不安もありましたが、一部種ではちょうど最盛期のようで、沢山の個体を確認することが出来ました。 中でも、リュウキュウマツムシ(サワマツムシ)は山地の渓流沿いであれば、どこでも大合唱しているほどで、個体数が多いといわれる沖縄本島北部よりも多く感じました。 ↑リュウキュウマツムシ 音量が高すぎるのが玉に瑕ですが、音色の美しさはピカイチ。 個体数は決して少なくないのですが、鋭い声で、奥まったところで鳴くので、音が反射し、とにかく音源を定めるのが難しい。それでも、なんとか、音を頼りに数個体の♂を確認しましたが、繁殖に使えそうな♀が見つからず、本年度も自家繁殖は断念。 ところで、ものの本には、“本種はヘゴの葉の上で鳴く”と書かれているのをしばしば目にしますが、実際はヒリュウシダやリュウビンタイ類の葉上で鳴いている方が圧倒的に多いです。(写真の葉もヒリュウシダ) 今回の旅はあくまでも知人のヤエマルがメイン的で、自ずと森林内を散策することが多かったのですが、おかげで生息環境が似ているヤエヤマクチキを、ある程度の数を捕まえる事が出来ました。 ↑ヤエヤマクチキコオロギ♂ 本当の意味ではマツムシの仲間ですが、コオロギ類としては日本一大きな種。 鳴き声は、所謂クチキコオロギとよく似ていますが、若干高らかで、音量が大きいので、より鑑賞には向いています。個人的にはとても好きな声です。 本種も見かけるのは♂ばかりでしたが、数個体の♀も得られたので、来春には幼虫の販売が出来るかも知れません。 AkiMushi的には、来シーズン用に珍カネタタキや、珍ヒバリモドキ各種の種親を、もちろんリュウキュウマツムシの種親も入手したかったのですが、まぁ欲を言えば限がないので、今回はヤエヤマクチキの種親が入手できたことに感謝です。 あと、鳴くか鳴かないか分からないコバネマツムシが採れたこと、写真はピンボケで使い物にならなかったのですが、インドカンタンが見れたことも大きな収穫です。 ともあれ、私を連れてって下さった皆様、本当にありがとうございました。 そして、お疲れ様でした。
by nakumushi
| 2008-11-13 10:47
| 生体ネタ
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